会話などとはほど遠いけど

 もうね、たまんなかったの。どうしても堪えきれなくて。自分でもどうしてなのか分からないし、どうすればいいのかも分からなかった。
 ただ、止めどなく涙が溢れてきたんだ。

 俺が「う〜」と言ったら、息子であるコウが「う〜」と返した。
 今度は「あ〜」と言ったら、「あ〜」と返した。
 そんなやり取りが、10分くらい続いた。

 それだけのこと。それだけのことだ。それでもそれは、確実に「初めての親子の会話」じゃないかと思った。
 隣でタカが、「泣かないの、コウに笑われちゃうよ。」なんて言ってる。どうしてそんなに冷静なのかと尋ねると、「だって昼間に何度か」だって。ちゃんと報告してくださいよ、これからは。

 でも、そんな感動的なシーンがあったというのに、君はなかなか寝付いてくれないでお父さんをイライラさせるんだ。まったくもう。

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このページは、太鉄が2002年11月27日 03:03に書いたブログ記事です。

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